今回は、カッティングヘラ、エッジスペーサー、または当て板とか呼ばれている道具についての話です。ガラスフィルム職人は、ガラスの際にぴったり当てて、ガラスとガスケットの間に適切なエッジスペース(1mm~3mmほど)を開けるために用います。エッジの隙間に合わせて、厚さが1mm、2mm、3mmくらいをもっておくとよいでしょう。この道具自体は、他のフィルム職人やクロス屋さんも似たようなものを使います。それで、そのようなものとして量販店でも購入できます。(写真は売っているものです)でも、多くのフィルム職人は自作している人が多いのではないでしょうか。
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アクリル板や塩ビ板をPカッターで何度も切れ目を入れ半分くらい入ったらあとは少し力をいれるとポキッと折れます。紙やすりでバリを面取りして仕上げます。端をあまり尖ったままにしない方が良いです。ガスケットの角が変形してしまうことがあります。あとは持ちやすいように、持つ方を丸くしたりお好みでどうぞ。何色でも良いと思いますが、透明はライナーや透明フィルムの端材に交じって分からなくなる恐れがあります。
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使い方ですが、カッターと当て板を一緒に動かす感じです。その際カッターと板の角度を変えないようにします。当て板は寝かせないで垂直ぐらいで保持します。(国家検定の施工の教科書でもうるさく書いていました)そして、上から下に、または右利きの人は、左から右に切り進めますが、最後どうしてもカッターを立てないとサッシが邪魔して切れなくなります。(カッターを立てると刃がつぶれてガラスに傷が入りやすくなります)それで、最後は逆から(下から、右から)切ります。この一連の作業をなんでもないようにやってしまうのがかっこいいのです。