CPマークには、管理番号が付き管理されています。
施工業者は、申請を行いどこの建物にマークを何枚貼るのか届けるので、許可者は把握できることになっています。
防犯フィルムの導入を検討していますと必ず、CPマークに対応しているかどうかということが問題になってきます。CPマーク適合製品の場合とそうでない製品に比べて、どうしてもコストが上がってしまいます。それで、CPマークとは何かここでは検討していきたいと思います。今回は、CP全般に関して説明いたします。
まず、CPとはなんでしょうか?
それは、Crime Prevention(防犯)の頭文字“C”と“P”をシンボル化したものです。
そのマークを付けられているという事は、防犯に特化し配慮が払われている建物部品になります。
では、マークが付くものとそうではないものには、どんな違いがあるのでしょうか?
ここで出てくるのが、警察庁、国土交通省、経済産業省と建物部品関連団体で構成される、「防犯性の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」という侵入犯罪に強い防犯建物部品の開発・普及活動を行う団体です。
この団体が{主に建物部品関連団体、(ガラス、ウインドフィルム、サッシ、シャッタードア、鍵)が積極的に参加して}評価方法と運用の検討を行い、防犯性能試験を実施して、試験に合格した品目を「防犯性能の高い建物部品」としてその目録を公表しています。その目録に入っている製品にCPマークを貼ることができます。よく新しい住宅であれば、サッシにこのマークがついていることがあります。
防犯フィルムの場合、日本ウインドフィルム工業会がこの会議の会員になっていて、フィルムの評価方法とその運用に関する検討を行って試験を実施しています。この団体は、施工技能検定試験の実施も行っています。
少し難しい説明になってしまいましたが、要はCPマークが付いているという事はフィルムの防犯性能の高さを、犯罪を減少させる目的のもとに集まった団体が認めた製品といえます。
長くなりますので、その評価方法と試験内容、防犯フィルムのCPマーク貼り付け条件、マークの有無によるフィルムの性能の違いについては他の機会に書きたい思います。