窓ガラスから熱を入りにくくする効果があるのが遮熱フィルムですが、気温が高くなる夏に需要が多いような感じがするかもしれません。でも実際には、冬にも需要があります。その理由ですが、冬は日が低くなりますので、直接部屋の奥まで直射日光が入ってくることが関係していると思われます。確かに、窓際で直接晴れた日に日を浴びますと、かなり暑くなることがあります。日射しが肌に刺すように感じることもあります。大きな窓の窓際で過ごすことが多い方は、そのことを実感されておられることでしょう。そのような時に、それを和らげる効果があるのが遮熱フィルムとなります。では、どんなフィルムを選ぶと良いのでしょうか?
確かに、遮熱効果が高いフィルムを選ばれると、じりじりとした日射しは緩和され天気の良い時は窓際は快適になると思います。でも冬の場合、窓から入る日差しは、お部屋を暖める効果もあることも見逃せない点です。ですから、遮熱を大幅にしてしまうと、寒い部屋になる可能性があります。ここのバランスが難しいところです。そこで、お勧めするのが、透明系の遮熱フィルムになります。
なぜでしょうか? 先程ふれた遮熱効果が高いフィルムに相当するのが、反射率の高い一般的にミラーフィルムと言われるフィルムです。このフィルムは熱をかなりカットしますが、濃さが濃いフィルムでもありますので、熱を遮断するのに加えてお部屋が暗くなります。それで、寒々しい感じがします。遮熱効果が高いので、窓際のじりじり感は解消しますが、日差しでお部屋が暖かくなる感じが無くなってしまいます。
それで、お勧めするのが、透明系の遮熱フィルム、3Mでいうと、NANO とかピュアリフレといったフィルム、グラフィルでは、NS70とかNS60といったフィルムです。遮熱はそこそこします。というよりは、透明でありながら遮熱をするという高機能フィルムです。暗くならないので、寒々しいことは無く、ミラーフィルムほど遮熱をしないので、思ったほど寒くならないというバランスのとれたフィルムです。それでも窓際でのじりじり感は確実に少なくなります。
フィルム職人HASでは、遮熱フィルムの選択や、ご希望の効果などから適切なフィルムのご提案をしております。お気軽にご相談ください。