窓ガラスフィルム施工ではありませんが、玄関ドアに化粧フィルムを貼る仕事を依頼されることがあります。最近の玄関ドアは、樹脂やアルミ、スチール製の基材に化粧フィルムを貼った物がほとんどです。木製に見えて、木目調の模様が印刷された塩ビ製のシートが貼ってあります。このシートには、外部でも使えるように対候性があるものが使われていますが、10年ぐらい経つころから、表面が劣化して、表面の透明な層がはがれてきたり、ぼろぼろになってくるものがあります。酷い場合は、シートごとはがれてきたり、下地が見えるようになってくる場合もあります。直射日光が当たる、南や西向きのドアで、下側が傷んできていることが多く見受けられます。何とも、見栄えが悪く、どうしたものだろうとお悩みの方もおられるようです。ドア交換となると、40万や50万ほどかかる場合もあります。
そこで、ダイノックフィルム(3M製)や、リアテックフィルム(サンゲツ製)などの化粧シートを上から貼ってしまうという方法があります。これらのシートの中には、屋外でも使える対候性のある種類があり、それを用います。でも、下地の状態が大事で、凸凹があるとシートを貼っても分かってしまいますし、再度剥がれてしまうこともあります。それで、サンドペーパーで削ったり、パテを盛ったりして表面を平滑にする下地調整が必要です。そのうえで、密着性を良くするプライマーを塗布し、シートを貼ります。
このようにして化粧シートを施工すると、見た目は新品のようになり、さらに10数年は見た目を保つことが出来ます。
上記の施工事例は、ドア下部のシートが下地まで完全に剥がれてしまっているところもあり見た目がよろしくない状態でした。既存のシートを剥がせるところは剥がしてパテを打ち、サンディングしてシートを貼りました。枠を含めて表面すべてに貼りました。ドアが複雑な形状をしているため、作業は2日かかりました。
ドア下部を中心に、表面のクリア層が剥がれている状態でした。クリア層を剥がせるところは剥がして、段差をパテで埋め、全体をサンディングしてシートを貼りました。
半日ほどの作業になりました。
表面のクリア層が真ん中のスパンを中心に劣化していて剥げて古びたような見た目でした。クリア層を中心に剥がせるだけ剥がして、表面を整えシートを貼りました。見た目以上に傷んでいる部分が多く表面処理に時間を要しました。でも綺麗な見た目になり、お客様も大変喜ばれておられます。
玄関ドアの形状や現状、シートの剥がれ具合などにより、作業量や難易度が異なってきます。
まずは、お気軽にご相談ください。