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遮熱フィルムの遮熱性能について(カタログスペックの見方)

今年も本格的な夏が近づき、猛暑の予想も出ていてうんざりしておられる方も多いことでしょう。猛暑の対策の一つとして家の窓に遮熱フィルムの導入をお考えの方もおられると思います。どのフィルムにしたら良いかフィルムがいろいろあって悩まれると思います。同じようなフィルムでもメーカーや品番で違いがあります。それで、選択の助けになればと思いこの記事を書いています。

 

まずこの記事では、遮熱性能の比較ということで、カタログのスペック表のどこに注目したら良いかに焦点をあてます。ずばり、遮蔽係数 というところです。(カーフィルムでも同じです)

この値は、簡潔に言うと熱をどれくらい遮るかを示す値です。値が低いほど、性能が良いという事です。

何も貼っていないガラスが、 1 で、低いほど遮熱をします。

遮熱性能が良い順番   0.2>0.5>0.8>0.9   のような感じです。係数なので、単位はありません。つまり、上の表でいくと、一番上の 0.23 が一番遮熱性能がよいことになります。

 

純粋に遮熱性能だけでいきますと、この遮蔽係数に注目するとよいですし、同じようなフィルムでもより性能が良いものにこだわられる場合は比較できる数値といえます。この数値は、きちんとした規格のなかでの条件設定の上での測定、計算値ですので信頼ができるものです。

 

一方で、多くの人が参考にするスペックのなかでもあまり参考にならない場合が多いものもあります。

そのことは、別の機会に扱いたいと思います。